キャッシング業界 これからの再編事情

2006/11/18(土)

先月下旬、オンライン専業キャッシングで知られていたネットワンクラブが、来年3月に親会社のアイフルへ統合されるニュースが発表されました。おそらくグレーゾーン金利の廃止をにらんで、経営を合理化することが統合の狙いだと思われます。

実は、こうした動きはすでにアイフルとネットワンクラブに限らず、すでに各社で行われていることなのです。

たとえば1週間利息ゼロで有名な「ノーローン」は先月、子会社のアルコを統合しました。これもやはり、サービス運営の合理化が目的だとコメントされています。

また、昨年末の話になりますが、一般向け・女性向けともに高額カードローンで定評あるクレディアがクレジットカード大手のJCBグループに入りました。

同じく高額・低金利キャッシングで現在人気になっているGMOネットカードも、つい昨年までは「オリエント信販」という社名で独立した消費者金融でしたが、今はGMOインターネットグループの一員になっています。

なお、まだ未定ではありますが、将来的にはグループ企業の中でさらにサービスの統合が進む可能性も出ています。

その例が、大手消費者金融のプロミスと、三井住友銀行系のカードローンで知られるアットローンになります。

アットローンの株式のうち半分はプロミスが持っており、実質的にアットローンはプロミスと同じ企業グループに入っています(プロミス自身も三井住友銀行グループ)。

今まではアットローンがビジネスマン中心に低金利キャッシングを提供し、プロミスが主婦や女性、初心者ユーザーにも優しいローンとして役割分担がしっかり出来ていました。しかし法律が変わって金利が引き下げられると、プロミスの金利が今よりかなり低く、アットローンと同じくらいに下がります。

そうなると同じ三井住友グループ内なのに、プロミス・アットローンが両方とも同じような金利帯で個人向けローンを運営するという「無駄」が生じてしまうため、将来的にはどちらか(おそらくアットローン)の見直しが行われる見込みです。

アットローン自体は現在も好調なキャッシングを展開していますが、そんな業績の好調とは関係なくサービスが見直される可能性があるのは、私たちユーザーにとっても重要なことでしょう。

もちろんサービスが見直されるといっても、普通は出来るだけ既存のユーザーに迷惑がかからない形で行われるため心配はそれほど必要ありません。ただし今後もずっと安定して使えるサービスを選びたい方は、このあたりに注意する必要があると言えます。

ともかく、どんな場合でも統合や見直しは「規模の大きいほうがそのまま存続する」という原則に変わりありません。

その点を考えれば、クレジットカード大手のUFJニコスが運営するマイベストビズ、世界的企業グループ・GEブランドのGEMoneyカードローン、それに大手IT系の楽天グループがバックにいる楽天マイワン等を選んでおけば、統合や合併によってブランドがなくなるのを心配せずに済ませられるでしょう。

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