金利ダウンで大手キャッシングは大丈夫?

2006/09/19(火)

つい先日、グレーゾーン金利の意見が自民党内でまとまったと思ったら、また各方面からさまざまな反対意見が出ています。

現在、キャッシング金利の引き下げで自民党から出ているのは

・3年間に上限金利を29.2%から20.0%まで引き下げる
・その後2年間は、25.5%の特例金利を認める(30万円以内に限る)

といった改正案です。つまり最長で5年間は、高めの金利が残るということになります。

この案について「甘すぎる」と言っているのは、多重債務者の味方となる弁護士会などが中心です。また、民主党は「一気に金利を15.0%まで下げる」という厳しい対抗案を国会に提出しようと検討しているようです。

逆に、消費者金融会社の作っている団体は、自民党の案を「厳しすぎる」と批判しています。金利を20%まで下げてしまうと信用が高いユーザーしかキャッシングで借りられなくなり、ヤミ金がまた増えていくだろうという意見です。

私たちユーザーから見れば金利は低いほうがベストですが、低くなりすぎると審査が厳しくなるので複雑なところです。

いずれにしても、この法律改正でもっとも困るのは、やはり大手の消費者金融と言われています。

なぜなら大手は出資法ギリギリの29%近い金利を設定し、その分だけ実店舗や電話サポートを充実させて、ユーザーから高い評価を得てきたからです。このまま金利が下がると利益が減ってしまうため、今まで通りのサポート体制が維持できなくなる可能性があるかもしれません。

しかし、私個人は「それほど大手はサービス内容が低下しないだろう」と予想しています。

・人件費がかからないオンライン申込みを強化する
・経営体力がない中小の消費者金融ブランドを、顧客ごと吸収合併する
・ネット銀行やコンビニATMと連携を強化して24時間サービスを提供する

といった形で、大手ほどのノウハウと資本があれば金利が下がってもサービス内容を維持・強化できると考えられるからです。

特に大手のアコムは、もともと金利15.0~27.375%と低めになっており、今月末まで15.0~24.0%(新規ユーザーのみ)の低金利キャンペーンを実施中です。今でもこれくらい出来るということは、将来的に金利が20%まで下がっても大きな混乱無くサポートの質を維持できることでしょう。

最近はネット専業キャッシングで低金利のところが出てきていますが、まだまだアコムのように実店舗を持ち、ATMやコールセンターが24時間稼働するなど、完璧なサポート体制には追いつけていません。サポートの質なら今までも今後も、大手の圧勝といえます。

そのため、これから金利が下がっても「サポートの質」を重要と考えるユーザーがいる限り、大手は十分にやっていけるでしょう。むしろサービス内容を見直すことによって、より無駄をなくしたキャッシングの展開が期待出来ると言えます。

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