大手が次々と行政処分! その影響は!?
2006/12/16(土)
13日に金融庁が、三洋信販に対して取引履歴をユーザーが不利になるよう改ざんしたとして行政処分の方針を固めているニュースが入りました。それに続き今日も、今度はアコムについて業務停止の処分が出されそうだとのニュースが流れています。
これで2006年はキャッシング大手5社のうち、アイフル・三洋信販・アコムの3社が揃って営業停止を受けるという前代未聞の1年になってしまいました。
また、三洋信販のニュースが流れた13日には、金利の引き下げなどを盛り込んだ貸金業法の改正案が参議院で可決されています。
これによって消費者金融の大手は、
・あいつぐ行政処分でのイメージダウン
・グレーゾーン金利の廃止による収益低下
・全国で起こされている過払い利息の返還訴訟
というトリプルパンチを受けている状況です。今のところ処分対象になっていない武富士やプロミスも同じ大手ということで、イメージダウンの影響は避けられないでしょう。
イメージダウンはほとんど大手だけの影響ですが、金利のダウンと返還訴訟は多くの中小キャッシング店舗にも関係してくるので、消費者金融業界すべてがピンチのまま年越しを迎えることになりそうです。
この一方で、グレーゾーン金利をすでにクリアしている低金利カードローンは逆に人気を伸ばしてユーザー数を増やしているところもあります。
モビットや
アットローンに代表される銀行系ローンにはその傾向が強く見られ、最近ではアットローンが前年比で2割も貸付残高をアップする等、かなり業績は好調をキープしています。
モビットは三菱東京UFJグループ、アットローンは三井住友グループと、どちらも大手銀行系なので、他のキャッシング会社とは違い「消費者金融」のイメージはほとんどありません。それに限度額300万円、15.0~18.0%の低金利、柔軟審査と3拍子が揃っているのだからユーザーの人気が集まるのも納得できます。
それに加え、マイベスト ビズ
をはじめとする低金利の信販系カードローンも同じように、苦戦が続く消費者金融系サービスを横目に実績を伸ばしています。300万円の限度額、銀行系を上回る7.8~17.6%の低金利が人気の理由と言えるでしょう。
サポート体制の面ではまだ大手消費者金融がリードしていますが、やはり今後しばらくは低金利系のキャッシングが勢いを見せていきそうです。しかし武富士が11月から金利10%以下の新型ローンを投入するなど反撃を開始していることもあり、年末から来年にかけては各社の動きにますます注意した方が良いでしょう。