低金利時代のキャッシングはどう使う?

2007/06/30(土)

ほんの数年前まで、「キャッシング初心者は大手に申し込んでおけば間違いない」と言われている時代が続いていました。やや大手の金利は高めでしたが、それ以上にアルバイトでも主婦でも激甘審査な上に、サポート体制が万全だったので間違いなく入門者にはベストな選択だったのです。

ところが去年からはグレーゾーン金利の撤廃が本格的に決まったことで、この状況が大きく変わってきました。

大手・準大手クラスを中心にして審査が引き締められ、より信用力(返済能力)の高いユーザーにしか融資をしなくなってきたのです。

これは統計データにも現れており、大手を含めた主要キャッシングサービスの融資残高が、わずかここ半年で6000億円も減少しているという調査結果が出ています。大丈夫だと思っていた大手でも借りにくい状況となり、不安に思っている方も少なくないでしょう。

できることならすぐにでも対策を取りたいところですが、そう簡単に年収額をアップさせることが出来ません。金利が下がって審査が厳しくなった今後のキャッシングサービスを上手に利用するには、年収アップ以外に審査を通りやすくする工夫が必要になります。

それに実のところ、クレジットカード審査とは違い、キャッシングの審査で年収額がダイレクトに関係してくることは多くありません。たとえば大手(プロミス)のデータを見てみると、年収200万円未満のユーザーが全体の20%ほどもいます。

また、全体に占める女性ユーザーの割合も30%前後と安定しており、「年収が低いから」「女性だから」という理由だけで融資を断るケースは、今でもそれほど増えてはいないのです。

それ以上に大切なのは、他社キャッシングの利用件数と借入総額を減らしていくことです。むしろ年収額や性別より、こちらのほうがダイレクトに審査結果に影響してきます。プリーバのように「おまとめ一本化」向きのサービスが人気なのも、多くのユーザーが借入件数を圧縮したいと考えているからでしょう。

なお、意外なところでは勤続年数と居住年数も審査結果に大きく関係しています。どちらも5年以上のユーザーになれば可決率はハネ上がり、すんなり審査に通りやすくなります。あまり転職や引越しを繰り返している方は、これからに備えてライフスタイルを見直したほうが良いでしょう。

こうしたポイントに気をつけながら対策を取っていけば、グレーゾーン金利が完全に廃止される2009年以降もキャッシング審査で困る心配は少なくなるはずです。どこでも借りられなくなってから慌てても遅いので、早めに対策を練るよう心がけてください。

ディックが新しい携帯サービス開始!!

ここしばらくはキャッシング関連の話題といえば「買収」「金利ダウン」のどちらかが大半でしたが、これとは別に使い勝手の向上に努めている店舗もあります。たとえば準大手ブランドのディックは今月から、携帯ユーザー向けに新サービスを開始しました。

新しく追加されたのは「ケイタイプ」と呼ばれ、すべての申込みからキャッシング手続きまでが携帯電話で行なえるようになりました。つまり来店はもちろん、パソコンすら必要なくなったということです。

そんなことはディックに限らず以前から出来たのではないか、と思われるかもしれませんが、普通は携帯から申込むには身分証(免許証など)を別に送らなければなりませんでした。

ディックの「ケイタイプ」ではこの点が改良され、

・携帯サイトから必要事項の入力
・携帯デジカメで身分証を撮影し、そのままネットで送信
・審査結果も携帯からチェックできる

……というサービス体制を完備しています。モバイルがメインのキャッシング利用者には、非常にありがたい新サービスといえるでしょう。

このほかにもディックは24時間サービスの自動契約機を拡充したり、新規ユーザー向けの金利を値下げ(12.88~22.88%)したり、30日間無利息キャッシングを用意するなど、積極的にサービスを展開しています。

コストダウンがひと段落したおかげで柔軟審査をキープ出来ていることもあり、キャッシング入門者からヘビーユーザーまで、幅広く頼っていけるバランス派のローンサービスと言えるでしょう。

キャッシングサービスの広告戦略

2007/06/24(日)

近頃のキャッシングサービスは、以前に比べてテレビCMや電車内の広告を見かけることが少なくなりました。また、大手キャッシングを中心に支店の統廃合(リストラ)が進み、私たちユーザーの目にとまりにくくなっていると言えます。

この理由はいくつかありますが、

・大手の不祥事によって広告を自主規制するようになった
・業績の悪化によって以前ほど宣伝費をかけにくくなった

という2つが大きな割合を占めています。これからグレーゾーン金利の廃止される2009年にかけて少しでも優良な顧客を増やしたいのに、なかなか充分な広告が出しにくいというのは、キャッシング各社にとって困った問題でしょう。

しかし逆に、楽天マイワンGMOネットカードのようなIT系のサービスは今の状況をうまく利用しています。

どちらも「楽天グループ」「GMOグループ」という大きな企業グループを形成していて、それぞれが持っている大規模なポータルサイトの中で自社キャッシングを宣伝することが出来るのです。

もちろん自社グループ内での広告なので、コストは最低限ですし、何より欲しいユーザー層にぴったりのサイトに宣伝を出すことが可能です。たとえば「若い年齢層のユーザーを獲得したい」と思えば、自社グループ内で若い利用者が集まるサイトに集中して広告を出せばいい訳です。これはきわめて効率が良いといえます。

また、これとは別にイメージの良さを前面に出して積極的な広告を展開するキャッシングサービスもあります。

たとえば三井住友グループのモビットは、消費者金融らしからぬ「銀行系キャッシング」のイメージを武器に、ビジネスマンがよく利用する地下鉄の駅構内をはじめ多彩なところで広告を出しています。

300万円クラスの高い限度額に15.0~18.0%の低金利、さらに大手銀行が持つブランドイメージのおかげで、大手が不祥事を起こしてもモビットのユーザーが減ることはありません。むしろ大手から離れたユーザーがモビットへ乗り換える動きも多く、この3年間だけで会員数・融資残高ともに30%以上の大きな伸びを見せているのです。

楽天やGMO、そしてモビットのように自社の強みを生かした広告戦略がうまく効果を発揮しているところは、肝心のキャッシングサービスも好条件・柔軟審査になっています。少しでも有利にキャッシングを申し込みたい方は、こうした広告面からもサービス選びをしていくと良いでしょう。

流通系クレジットカード 激甘審査に変化?

新聞やネットニュースの経済記事を見ていると、クレジットカード業界の再編が進んでいることがよく分かります。

ごく最近ではニコス(三菱UFJグループ)がDCカードやジャックスを傘下にしましたし、みずほグループはクレジット大手のオリコカードを統合しました。全体的に「グレーゾーン金利の廃止で苦しくなったカード会社を、銀行系グループが買い取る」という形になっています。

企業向けの融資がうまくいっていない銀行グループにとって、一般ユーザーとのつながりが強いクレジットカード会社は、ぜひグループに加えたい魅力を持っているのでしょう。

そんな動きのなか、Jiyu!da!カードの発行で人気のOMCカードにも、ついに買い手が決定しました。今後は三井住友グループがOMCの筆頭株主になります。最終的には新生銀行グループとの一騎打ちを制した形になりましたが、やはりここでも銀行系グループの強さが目立ちます。

もちろん三井住友グループに入っても、すぐにOMCカードのサービス(カード発行)に変化が出る心配は少ないでしょう。しかし長い目で見れば、筆頭株主が流通系のダイエーから銀行系の三井住友グループに移ったからには、今までのような激甘審査に変化が出てくる可能性はあります。

年会費が永久無料で多彩なサービス特典が付くなど、メリットの大きいJiyu!da!カードを柔軟な審査で手に入れたい方は、できるだけ早いタイミング(株式取得が終わらないうち)に申込みを済ませておくのが賢明といえるでしょう。

なお、こうしたクレジット業界再編の動きは、グレーゾーン金利の廃止が完了する2009年までしばらく続いていく見込みです。まだまだ会社同士の買収・合併が進むと見られるため、これからクレジットカードを持とうと考えている方には注意が必要です。

ずっと安定して柔軟審査のクレジットカードを使い続けたいなら、AMEXカードやフォービートが人気のクレディセゾン等、ほとんど買収される心配のない流通系カード会社を狙っていくのも賢い選択だといえます。

あいつぐキャッシング金利値下げの背景

2007/06/16(土)

前回のエントリーでは楽天マイワンの金利値下げをお伝えしたばかりですが、さらにその後も各社の動きがありました。最大手のアイフルと武富士が、あいついでキャッシング金利のダウンを発表したのです。

どちらも今までは20%台後半だった金利を一気に引き下げ、すでにグレーゾーン以下の15.0~18.0%が新規ユーザー向けの標準金利になっています(アイフルは15.0~20.0%)。

実のところグレーゾーン金利の本格廃止は2009年末なので、まだ2年以上も余裕があります。それでも大手を中心に今年から利下げをどんどんしているのには、ちゃんと理由があります。

それは、「返済能力の高いユーザーを自社で囲い込みたい」という事情です。

これまでの数十年間、キャッシング各社は少しばかり収入が低めのユーザーに対しても積極的に融資をしてきました。たとえ一部のユーザーが自己破産等で返済できなくなっても、他のユーザーから受け取る利息が大きかった(高金利)ので、十分に利益を出すことが出来ていました。

ところがグレーゾーン金利が廃止されて上限20%でしか融資が出来なくなれば、今までのように甘い考えでは商売になりません。だからライバル他社よりも先にキャッシング金利を下げ、「うちで契約すれば他社よりお得ですよ」とアピールすることで、返済能力が高いユーザーを呼び込もうと必死になっているというわけです。

逆に言えば、収入が低かったり他社利用件数が多いユーザーは、今までのように「大手だから大丈夫」という考えが通用しなくってきます。これからは大手といえど審査が厳しくなっていく見込みです。

融資を受けられなくなった人を狙ったヤミ金が最近になって急増しているのも、その証拠の1つと言えるでしょう。

こうした状況を踏まえるなら、私たちユーザーは多重債務になってしまう前にイコール・クレジットやスタッフィ等のおまとめ一本化向きサービスで債務を圧縮し、これからの対策をしておく必要があるといえます。

その一方でキャッシング利用が初めての方、すでに他社の利用分を完済している方には、今のように金利ダウンがあいついでいる時期は絶好のチャンスになります。まだ返済能力が高いうちに、しっかり低金利のキャッシング店舗と契約して融資枠を確保しておきましょう。

そうすればこれから先も、好条件で安定したキャッシングを使っていくことが可能になります。

オンラインローンカード

GMOネットカード

業界トップクラスの低金利と高額融資のネット系のカードです。

他社を買収するなどしてユーザーの幅も広げ、5万円までのコースから300万円までのコースまで幅広く、柔軟な融資でをしています。

さらに、新規会員募集キャンペーン中なので今がチャンスといえるでしょう。

日系国際ブランドローン

JCBファーストローンカード

クレジットカード業界最大手がローンに進出。これまではJCB会員限定でしか提供されていなかったローンカードを一般向けにも募集を開始しました。

普段のJCBでは考えられないほど柔軟な対応が行われているのですが、その秘密は初年度で6万口座もの会員獲得を目標としているから。

普段だと低金利での借り入れが困難な方でも今だと十分に可能性があるでしょう。